「広告からフォームまでは誘導できているのに、入力の途中でユーザーが離れてしまう」。Web担当者なら誰もが一度は突き当たる壁です。この離脱を自動的に食い止める仕組みがEFOツールですが、料金体系も機能も各社バラバラで、比較サイトごとに「おすすめ」が違うため選びきれない、という声を現場でよく聞きます。
本記事では、EFOツール9本を料金・機能・実績の3軸で横断比較し、自社に合う1本を選ぶための判断材料を整理します。掲載している料金・実績の数値は、2026年7月5日時点で各社公式サイトから確認できた値のみを採用し、確認できないものは「公式未記載」と明記しました。ベンダーが自社で公表している主張(シェアNo.1など)は「ベンダー公表値」と区別しています。
なお、フォームの入力項目そのものを見直す「対策」の具体手順は、25項目のチェックリストにまとめた別記事で解説しています。まず対策で改善してからツールで自動化する、という順番が費用対効果を最大化します。
- EFOツールおすすめ9選を料金・機能・実績で横断比較(公式確認値のみ掲載)
- 費用相場と、無料で始める方法・成果報酬型の考え方
- 実名事例に頼らない「フォーム改善の型」と、スワイプLPを活かした離脱対策
EFOツールとは?できること

EFOツールは入力支援と離脱分析でフォーム完了率を自動で底上げする仕組みなんです!
EFO(Entry Form Optimization=入力フォーム最適化)ツールとは、フォームの入力支援・離脱分析・A/Bテストを自動化し、フォーム完了率(CVR)を高めるためのツールです。フォーム自体を作り直さなくても、既存のフォームにタグを設置するだけで機能を追加できる製品が主流です。
EFOツールが担う機能は、大きく次の3つに整理できます。
- 入力支援: フリガナ自動入力、郵便番号からの住所自動補完、リアルタイムのエラーチェック、必須項目の背景色表示など。入力の手間と「どこが間違いか分からない」ストレスを減らし、途中離脱を防ぎます。
- 離脱分析: どの項目で、何%のユーザーが離脱したかをログで可視化します。改善すべき項目を勘ではなくデータで特定できるのが、手作業のフォーム改善との決定的な違いです。
- A/Bテスト・効果検証: 項目の並び順やボタン文言を出し分け、どちらが完了率を高めるかを検証します。改善を1回で終わらせず、継続的に最適化する土台になります。
一方で、EFOツールは「入力のしやすさ」を改善する道具であり、そもそもフォームの項目数が多すぎる、フォームへの到達導線が悪い、といった設計レベルの問題までは自動解決してくれません。ツール導入の前に、入力項目の削減やステップ分割といった基本対策を済ませておくと、ツールの効果がより明確に出ます。フォーム設計の考え方は、フォーム離脱を減らす25項目のチェックリストにまとめています。
EFOツールの選び方|比較で見るべき5つのチェックポイント

料金体系・タグ設置・スマホ最適化・A/Bテスト・外部連携の5点で見極めましょう!
EFOツールは機能の見出しが各社似ているため、カタログの機能一覧だけでは差が分かりにくいのが実情です。GMOトライハッチがフォーム改善の支援で実際に判断材料にしている、次の5つのチェックポイントで比較すると自社との相性を見極めやすくなります。
1. 料金体系(月額・初期・成果報酬・従量課金)
月額固定型が一般的ですが、フォームのUU(ユニークユーザー)数や設置フォーム数に応じて料金が変動する従量課金型もあります。例えばGyro-n EFOは月額15,000円〜で、フォームのUU数に応じて変動します(公式確認値・2026年7月5日時点)。アクセス量が多いサイトほど、固定型か従量型かで年間コストが大きく変わるため、自社の月間フォーム流入数を把握してから見積もりを取るのが鉄則です。
2. タグ設置方式(設置のしやすさ)
「既存フォームにタグを1本設置するだけ」で導入できる製品は、開発リソースをほとんど使わずに始められます。GORILLA EFOは「タグを設置するだけで既存フォームの変更は不要」と公式に案内しています。逆に、フォームの改修や開発が前提のツールは、社内にエンジニア工数を確保できるかを事前に確認しておく必要があります。
3. スマホ最適化
フォーム流入の多くがスマートフォン経由である以上、モバイルでの入力体験は完了率を左右する最重要ポイントです。数字キーボードの自動切り替え、タップしやすいボタンサイズ、スマホ専用の入力支援があるかを確認しましょう。スマホでのフォーム設計の具体策は、スマホLP最適化ガイドで詳しく扱っています。
4. A/Bテスト機能
導入して終わりではなく、継続的に改善したいならA/Bテスト機能の有無は必須チェックです。フォームの項目順・ボタン文言・エラー表示のパターンを出し分けて検証できると、改善のPDCAをツール内で完結できます。
5. 外部連携・MA連携
取得したフォームデータをMA(マーケティングオートメーション)やCRMに連携できると、リード獲得後の商談化まで一気通貫で管理できます。BtoBで商談化を追う場合は、この連携可否が導入判断を分けます。
EFOツールおすすめ9選 比較表

9ツールを料金・タグ設置・A/Bテスト・連携・実績で一覧比較。数値は公式確認値のみです!
EFOツールおすすめ9選(従来型8ツールを下表で比較。9本目のSwipeKit byGMOはフォームの形自体を変えるスワイプLP型のため後述の別枠で紹介)を、選び方の5チェックポイントに沿って一覧比較しました。掲載した料金・実績は2026年7月5日時点で各社公式サイトから確認できた値のみを記載し、確認できないセルは「公式未記載」としています。ベンダーが自社で公表している実績(シェアNo.1・改善倍率など)は出典が明示されていないため「ベンダー公表値」と区別しました。
| ツール名 | 月額料金 | 無料プラン | タグ設置 | A/Bテスト | MA・外部連携 | スマホ最適化 | 実績主張 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| フォームアシスト | 非公開 | 公式未記載 | 有 | 有 | 公式未記載 | 有 | 10年連続シェアNo.1(ITR調査・ベンダー発表)/導入5,000フォーム以上(2025年6月時点) |
| Gyro-n EFO | 15,000円〜(UU数で変動) | 有(1か月・1フォーム限定の無料トライアル) | 有 | 有 | 有(MA連携) | 有 | 導入6,000フォーム以上(ベンダー公表値)/CVR最大2.4倍(ベンダー公表値) |
| EFO CUBE | 公式未記載 | 公式未記載 | 有 | 公式未記載 | 公式未記載 | 有 | 公式未記載 |
| GORILLA EFO | 9,800円〜(5フォームまで/初期30,000円) | 公式未記載(無料見積もり・相談あり) | 有(1タグ設置) | 公式未記載 | 公式未記載 | 有 | 業界最安値(ベンダー公表値・自社主張) |
| OPTEMO | 公式未記載(個別見積もり) | 公式未記載 | 有 | 有 | 有 | 有 | BtoBのリード取りこぼし防止に支持(定性表現) |
| formrun | 公式未記載 | 有(無料プランあり) | 有 | 公式未記載 | 有 | 有 | 公式未記載 |
| KARTE | 公式未記載 | 公式未記載 | 有 | 有 | 有 | 有 | 公式未記載 |
| Tayori | 公式未記載 | 有(無料プランあり) | 有 | 公式未記載 | 公式未記載 | 有 | 公式未記載 |
※料金・実績の「公式未記載」表記は、2026年7月5日時点で公式サイトから金額・根拠を確認できなかったことを示します。導入検討時は各社の最新の見積もり・公式資料で必ずご確認ください。※上表はフォーム改修型・タグ設置型の従来型EFOツールを対象としています。スワイプLP型のフォーム改善(SwipeKit)は役割が異なるため、後述の別枠で解説します。

【料金相場】EFOツールの費用と無料で始める方法

相場は初期5万〜50万円・月額1万〜20万円。無料トライアルや無料プランから試すのが安全です!
EFOツールの費用は、料金を公開している製品と個別見積もりの製品が混在しているため、まず相場観をつかむことが大切です。競合各社の解説を横断すると、EFOツールの費用相場は次のレンジに整理できます。
- 初期費用: 5万〜50万円が目安(OPTEMO公表の費用相場より)。GORILLA EFOのように初期30,000円と明示する製品もあります(公式確認値・2026年7月5日時点)。
- 月額費用: 1万〜20万円が目安(OPTEMO公表の費用相場より)。Gyro-n EFOは月額15,000円〜(UU数で変動・公式確認値)です。
- 成果報酬型・無料プラン: 成果報酬型のプランや、機能を絞った無料プランを用意する製品も存在します(OPTEMO解説より)。
無料で始めたい場合の現実的な選択肢は、次の2つです。
- 無料トライアルを使う: Gyro-n EFOは1か月間の無料トライアル(1フォーム限定)を提供しています(公式確認値・2026年7月5日時点。なお最低契約期間は6か月)。まず自社フォームで効果を検証してから本契約に進めます。
- 無料プランのあるツールを使う: formrunやTayoriのように無料プランを持つ製品もあります(プラン内容と機能制限は最新の公式情報をご確認ください)。ただし無料プランは機能や送信件数に制限があることが多いため、離脱分析やA/Bテストまで必要なら有料プランが前提になります。
ツール契約の前に、入力項目の削減・ステップ分割・エラー表示といった「対策」を先に済ませておくと、同じツール費用でも改善幅が大きくなります。対策の具体的な進め方は次のチェックリストをご覧ください。
EFOツールの導入事例に学ぶ「フォーム改善の型」

実名事例より再現できる「改善の型」が重要。入力削減・エラー表示・ステップ分割の3型が王道です!

「EFO 事例」で検索すると各社の実名事例が並びますが、他社の数値がそのまま自社に当てはまるとは限りません。大切なのは、成果を生んだ改善の「型」を抽出し、自社フォームに当てはめて再現することです。GMOトライハッチの支援現場でも成果につながりやすい、3つの改善の型を紹介します。
型1: 入力項目の削減
フォーム完了率を下げる最大の要因は、入力項目の多さです。「後で営業がヒアリングすれば足りる項目」を初回フォームから外すだけで、離脱が目に見えて減ります。私たちの支援でも、BtoBのリード獲得フォームで任意項目を大胆に削り、獲得件数が改善したケースがありました(匿名・定性)。EFOツールの離脱分析を使えば、どの項目で離脱が集中しているかをデータで特定でき、削るべき項目を客観的に判断できます。
型2: リアルタイムのエラー表示
入力ミスを送信ボタンを押した後に指摘されると、ユーザーは一気に離脱します。リアルタイムでエラー箇所を明示し、正しく入力できた項目にはチェックを表示する——この「入力中のフィードバック」が完了率を押し上げます。多くのEFOツールが標準機能として備えているため、導入コストに対する効果が高い型です。
型3: ステップ分割(ステップフォーム化)
入力項目が多いフォームは、1画面に全項目を並べるより、複数ステップに分割して「あと何ステップ」を見せる方が完了率が上がりやすい傾向があります。1画面あたりの心理的負担を下げ、途中まで入力したユーザーの「せっかくここまで入力したから」という完了意欲を引き出せるためです。ステップフォームに対応したEFOツールを選べば、既存フォームを大きく作り替えずにこの型を試せます。
いずれの型も、まず離脱分析で「どこが問題か」を特定し、改善策を1つずつA/Bテストで検証するのが基本の流れです。実名事例の数字を追いかけるより、この型を自社に当てはめる方が、再現性のある成果につながります。
スワイプLP×フォームで離脱を減らす

スワイプ型LPはフォーム到達までの離脱が少ない設計が可能。従来型EFOとは役割が違うんです!
ここまで紹介した従来型のEFOツールは、「すでにあるフォームの入力体験」を改善する道具です。一方で、そもそもフォームに到達する前の離脱——長いLPをスクロールする途中での離脱——には手が届きません。この「フォーム到達までの離脱」に効くのが、スワイプ型LP(縦スワイプで1画面ずつ読み進めるLP形式)という設計アプローチです。
スワイプ型LPは、1画面に1メッセージだけを見せてテンポよく読み進めてもらう構造のため、SNS世代の直帰を抑えながら自然にフォームまで誘導しやすいのが特長です。GMOトライハッチのスワイプ型LP制作ツール「SwipeKit byGMO」には、このスワイプLPの最後に配置するエントリーフォームのEFO機能も搭載されています。
- 従来型EFOツール(比較表の8製品): 既存フォームにタグを設置し、入力支援・離脱分析でフォーム内の完了率を高める。フォーム改修型・タグ設置型。
- スワイプLP型のフォーム改善(SwipeKit): LP全体を1画面1メッセージのスワイプ設計にし、フォーム到達までの離脱を減らしたうえでフォームEFOも行う。役割が異なるため、比較表とは別枠で捉えるのが適切です。
既存フォームの入力体験だけを改善したいなら従来型EFOツール、LPごとフォーム到達率から見直したいならスワイプLP型、と目的で選び分けるのが実務的です。
まとめ

まず対策で改善し、離脱分析でボトルネックを特定し、目的に合うツールを選ぶのが最短ルートです!
EFOツール選びは、「機能一覧の比較」ではなく「自社の目的と料金体系の相性」で決まります。本記事の要点を振り返ります。
- EFOツールは入力支援・離脱分析・A/Bテストでフォーム完了率を自動で高める道具。まず入力項目削減などの対策を済ませてから導入すると効果が明確になる
- 選び方の軸は「料金体系/タグ設置方式/スマホ最適化/A/Bテスト/外部・MA連携」の5つ
- 料金・実績は公式確認値のみで判断する。相場は初期5万〜50万円・月額1万〜20万円が目安(OPTEMO公表値)。無料トライアルや無料プランから検証を始めるのが安全
- 事例は実名の数字を追うより「入力削減・エラー表示・ステップ分割」の改善の型を自社に当てはめる
- フォーム到達までの離脱まで見直すなら、従来型EFOツールとは役割が異なるスワイプLP型(SwipeKit)も選択肢
フォームの離脱に悩んでいるものの、どのツールが自社に合うか判断しきれない、という場合は、GMOトライハッチにお気軽にご相談ください。フォーム設計の見直しからスワイプLPを活かした導線設計まで、実務目線でご提案します。
よくある質問(FAQ)

料金・EFO対策との違い・スワイプLPとの違いなど、よくある疑問にサクッとお答えします!
- QEFOツールは無料で使えますか?
- A

マケ子 無料トライアルや無料プランを用意している製品なら、まず無料で試せます。
例えばGyro-n EFOは1か月間の無料トライアル(1フォーム限定)を提供しています(公式確認値・2026年7月5日時点)。formrunやTayoriのように無料プランを持つ製品もありますが、離脱分析やA/Bテストまで使うなら有料プランが前提になることが多いです。
- QEFOツールとEFO対策は何が違いますか?
- A

マケ子 対策は入力項目の削減など「フォームの中身の見直し」、ツールは入力支援や離脱分析の「自動化」です。
まず対策でフォームを整えてからツールで自動化すると、費用対効果が高くなります。対策の具体手順は25項目のチェックリスト記事で解説しています。
- QEFOツールの料金相場はいくらですか?
- A

マケ子 初期5万〜50万円、月額1万〜20万円が目安です(OPTEMO公表の費用相場・2026年7月5日時点)。
ただしフォームのUU数や設置フォーム数で変動する従量課金型もあるため、自社の月間フォーム流入数を把握してから見積もりを取ることをおすすめします。
- QスワイプLPのフォーム改善は従来のEFOツールと何が違いますか?
- A

マケ子 従来型EFOツールは既存フォームの入力体験を改善し、スワイプLP型はフォーム到達までの離脱も減らします。
役割が異なるため、既存フォームだけ改善したいのか、LPごと見直したいのかで選び分けるのが実務的です。

