「LPのデザインを作りたいけれど、まず何を参考にすればいいのかわからない」「おしゃれなLPの見本は見つかるものの、自社のデザインにどう活かせばいいのかがつかめない」
そんなお悩みをお持ちではないでしょうか。ランディングページ(LP)のデザインは、ギャラリーサイトを眺めるだけでも数多くの見本に触れられます。ただ、ただ数を見るだけでは「なんとなくおしゃれ」で終わってしまい、自社のLPづくりにはなかなか結びつきません。
本記事では、LPデザインの参考を効率よく探すための優良ギャラリーサイトの使い分けから、美容・BtoB・EC・採用など業種別の見どころ、そして「成果につながるデザインかどうか」を読み解く4つの観点までを、初めての方にもわかりやすくまとめました。単なる見本集ではなく、「探し方・見どころ・見方」の3層で、自社のLPに活かせる形を目指します。
- LPデザインの参考が集まる優良ギャラリーサイトの分類軸と、目的別の使い分け方
- 美容・BtoB・EC・採用など業種別の「載せるべき情報と順番」の見どころ
- おしゃれなだけで終わらせず、成果につながるデザインを見抜く4つの観点と、模倣・著作権のNGライン
LPデザインの参考探しでつまずく理由|ギャラリーだけでは自社に活かせない

ギャラリーは数が命じゃないんです。軸を決めて「見どころ」まで読むのが近道ですよ!
ランディングページ(LP)とは、広告や検索から訪れたユーザーに、商品購入・問い合わせ・予約などの行動を促すことに特化した縦長の1ページのことです。LPそのものの定義や役割をくわしく知りたい方は、以下の記事をあわせてご覧ください。
LPデザインの参考を探すとき、多くの方はまずギャラリーサイトを開いて、おしゃれな見本を次々にスクロールしていきます。もちろんそれ自体は有効な第一歩ですが、次のような壁にぶつかりがちです。
- 見本が多すぎて、どれが自社の参考になるのか判断できない
- 「おしゃれ」という感覚だけが残り、真似すべきポイントが言語化できない
- 業種やゴールが違う見本を、そのまま自社に当てはめてしまう
つまずく原因は、「探す軸」と「見る観点」が定まっていないことにあります。逆に言えば、この2つさえ押さえれば、同じギャラリーからでも自社に活かせるヒントを何倍も引き出せます。
そこで本記事は、次の3層で構成しています。
- 優良ギャラリーサイトを分類軸で使い分ける(探し方)
- 業種別に「載せるべき情報と順番」を知る(見どころ)
- 成果につながるデザインを4観点で読み解く(見方)
まずは、参考が効率よく集まる優良ギャラリーサイトから見ていきましょう。
LPデザイン参考が集まる優良ギャラリーサイトまとめ|分類軸と使い分け

色から探す・業種から探す・構成まで見る。目的でギャラリーを使い分けるのがコツです!
LPデザインの参考探しで最も頼りになるのが、国内のLPを大量に収集した「ギャラリーサイト」です。ただし、各サイトは得意な絞り込み軸が異なります。「色や配色から探したい」「同じ業種から探したい」「構成やキャッチコピーまで見たい」——目的に合わせて使い分けると、探す効率が一気に上がります。
ここでは、代表的な4つの優良ギャラリーサイトを、分類軸・料金/登録・規模の観点で横比較します(掲載数は変動するため、2026年7月時点で確認できた規模感を「〜以上」の目安で示します)。

| ギャラリーサイト | 主な分類軸 | 料金・登録 | 規模の目安(2026年7月時点) |
|---|---|---|---|
| SANKOU! | 業種・ジャンル(約40種)/スタイル・配色・書体・動き・技術・レイアウト | 登録なしで閲覧可能(2026年7月時点) | 国内LP・Webサイトを大規模収集。継続更新 |
| LPアーカイブ | カラー(14色系統)/テイスト(20種)/業種カテゴリ | 基本的な閲覧は登録なしで無料。お気に入り登録やキャッチコピー一覧の確認などの追加機能は、無料の会員登録が必要 | PC版・SP版あわせて多数を収録し、毎日更新 |
| LP advance | LPのリンク集(構成・キャッチコピーも掲載) | 登録なしで閲覧可能(2026年7月時点) | LP2,000本以上を掲載 |
| Web Design Clip [L] | 業種カテゴリ(約20)/メイン・サブカラー(各13色)/デザイン様式(16以上)/レイアウト/デザイン要素(18種以上) | 登録なしで閲覧可能(2026年7月時点) | 3,000サイト以上を登録 |
色・配色・テイストから探すなら「LPアーカイブ」「Web Design Clip [L]」
「与えたい印象は決まっているが、具体的な配色イメージが固まっていない」段階なら、色やテイストで絞り込めるサイトが便利です。LPアーカイブはカラー14色系統・テイスト20種で、Web Design Clip [L]はメイン/サブカラーやデザイン様式・要素で細かく絞り込めます。「かわいい」「シンプル」「かっこいい」といった方向性から一気に候補を絞れるため、デザインの世界観を固める初期段階に向いています。
なお、LPアーカイブは基本的な閲覧であれば会員登録なしで無料で利用でき、お気に入り登録やキャッチコピー一覧の確認といった追加機能を使いたい場合に、無料の会員登録が必要になります。
業種から探すなら「SANKOU!」「Web Design Clip [L]」
「自社に近い業種の定番デザインを知りたい」なら、業種カテゴリの分類が充実したサイトが便利です。SANKOU!は約40種の業種・ジャンルで、Web Design Clip [L]は約20の業種カテゴリで絞り込めます。同業種の見本を横断的に見ると、載せるべき情報や訴求の順番の「相場観」が短時間でつかめます。
構成・キャッチコピーまで見たいなら「LP advance」
「デザインの見た目だけでなく、どんな構成・見出しでLPが組み立てられているか」まで学びたいなら、LP advanceが役立ちます。LP2,000本以上のリンク集で、構成やキャッチコピーにも触れられるため、ワイヤーフレームやライティングのヒントを得たいときに向いています。
「配色を固めたい」「同業種を見たい」「構成まで学びたい」——目的によって開くサイトを変えるのが効率的です。1つのサイトに固執せず、複数を横断すると、見つかる引き出しが増えます。
これらのギャラリーサイトは、いずれも外部サービスです。掲載数や機能は随時変わるため、最新の料金・登録条件は各サイトでご確認ください。ここまでで「探し方」の軸が定まったら、次は業種ごとの「見どころ」に進みます。
業種別に見るLPデザインの見どころ|美容・BtoB・EC・採用ほか

業種が変わればFVも証拠の見せ方も変わる。載せる情報と順番を業種別に押さえましょう!
同じLPでも、業種によって「載せるべき情報」と「見せる順番」は大きく変わります。ここでは代表的な4業種について、ファーストビュー(FV・最初に目に入る画面)の傾向、定番の構成、配色の方向性、見どころを一般化して解説します。実在企業の特定のLPを指すものではなく、その業種でよく見られる「型」として押さえてください。
なお、LPそのものの構成や作り方の全体像は、以下の総合ガイドで解説しています。業種別の見どころとあわせてご覧ください。
美容(サロン・クリニック・化粧品)|ビジュアルと安心感で選ばれる
美容系のLPは、写真の質感で「きれいになれそう」という期待感を伝えるビジュアル主体のデザインが定番です。
- FVの傾向:施術後のイメージやブランドの世界観が伝わる大きな写真+短いキャッチコピー
- 定番の構成:悩みの共感 → 施術・商品の魅力 → Before/Afterや口コミ → 料金・キャンペーン → 予約・購入CTA
- 配色の傾向:肌なじみのよい淡いトーンやくすみカラー、高価格帯は黒・ゴールドで上質さを演出
- 見どころ:不安(痛み・効果・費用)を打ち消す証拠(実績数・口コミ・監修情報)を、どのタイミングで差し込んでいるか
BtoB・SaaS|信頼性と課題解決のロジックで見せる
BtoBやSaaSのLPは、担当者が「上長に説明できる根拠」を求めているため、情緒よりもロジックと信頼性を重視したデザインが中心です。
- FVの傾向:解決できる課題を端的に示すコピー+製品画面やダッシュボードのビジュアル、資料DL・無料トライアルのCTA
- 定番の構成:課題提起 → 解決策(機能・特徴) → 導入メリット・数値効果 → 導入事例・ロゴ → 料金・比較 → 資料DL/問い合わせCTA
- 配色の傾向:余白を広く取ったミニマルな配色。コーポレートカラー+アクセント1色で信頼感を演出
- 見どころ:導入企業ロゴ・導入事例・数値実績といった信頼の証拠を、機能説明の前後どこで見せているか
EC(通販・D2C)|商品の魅力と購入の後押しを畳みかける
EC・D2C系のLPは、商品の魅力を多角的に見せ、購入への不安をひとつずつ潰していく構成が定番です。
- FVの傾向:商品の使用シーンやこだわりが伝わる写真+限定・特典オファー、カートへ進むCTA
- 定番の構成:商品の魅力・こだわり → 利用者の声・レビュー → 成分/品質の証拠 → よくある不安の解消(返品・保証) → 価格・特典 → 購入CTA
- 配色の傾向:商品パッケージやブランドカラーを基調に、CTAは目立つアクセントカラーで差別化
- 見どころ:レビュー・保証・返金といった「買っても大丈夫」という安心材料を、価格提示の直前にどう配置しているか
採用|働く未来を想像させ、応募のハードルを下げる
採用LPは、求職者が「ここで働く自分」を具体的に想像できるデザインが鍵になります。
- FVの傾向:社員の表情が伝わる写真+働く価値を示すメッセージ、エントリー・カジュアル面談のCTA
- 定番の構成:メッセージ・世界観 → 事業/仕事内容 → 社員紹介・座談会 → 制度・環境 → 募集要項 → エントリーCTA
- 配色の傾向:企業のブランドカラーを軸に、人物写真を活かす明るめのトーン
- 見どころ:仕事のリアルや社員の声を、募集要項(条件)の前にどれだけ丁寧に見せて共感を作っているか
GMOトライハッチ株式会社では、さまざまな業種のLP制作・改善を支援してきました。その経験からも、業種ごとに「効くFVの見せ方」「証拠を出すタイミング」は明確に異なります。まずは自社に近い業種のギャラリーを見て、上記の「型」に当てはめながら観察すると、真似すべきポイントが見えてきます。
成果につながるLPデザインの見方|4つの観点で読み解く

FV・信頼性・CTA・UI/UXの4観点で見れば、なぜ良いデザインなのか言葉にできます!
参考デザインを「おしゃれ」で終わらせず、自社に再現するには、見た目を分解して読み解く視点が欠かせません。ここでは、成果につながるかどうかを見極める4つの観点を紹介します。この4観点で複数の見本を見比べると、良し悪しの理由が言語化でき、再現可能な学びに変わります。

観点1|ファーストビュー(FV):一目でベネフィットが伝わるか
縦長LPは、最初に表示されるファーストビューで読み進めるか離脱するかがほぼ決まります。良い参考は、FVだけでユーザーが求めるベネフィットや限定オファーを一目で伝えています。キャッチコピーの文字サイズ、背景写真とのコントラスト、CTAボタンの位置を、複数の見本で見比べてみましょう。
観点2|信頼性:証拠をどのタイミングで見せているか
お客様の声・実績数値・受賞歴・監修情報といった信頼の証拠を、どの位置に配置しているかに注目します。良いデザインは、ユーザーが不安を感じる直前に証拠を差し込んでいます。証拠ブロックの見せ方(数値の強調・写真付き口コミなど)は、業種を問わず応用できる要素です。
観点3|CTA(行動喚起):迷わせない導線になっているか
固定CTAの有無、ボタンの色と文言、ページ内でのCTAの配置頻度を読み解きます。良い参考は「購入する」だけでなく「まずは無料で資料を見る」のように、行動のハードルを下げる文言を使い分けています。CTAは1つのLPに複数回登場することが多いため、どの情報を見せた直後に置いているかにも注目しましょう。
観点4|UI/UX:見た目の一貫性と操作の心地よさ
配色・フォント・写真テイストの一貫性、余白や行間の取り方、スマートフォンでの表示のしやすさを確認します。過度なアニメーションは表示速度を下げるため、良いデザインは演出を「理解と操作を補助するスパイス」として最小限に留めています。文字サイズや行間の可読性も、読み進めやすさを左右する重要な要素です。
なお、これらのデザインが実際にどれだけ成果(CVR=コンバージョン率など)につながったかという読み解きは、成果データを軸にした事例記事で詳しく扱っています。本記事は「デザインの見方」まで、成果・KPIの数値的な読み解きは事例記事、と役割を分けています。
GMOトライハッチ株式会社のLP制作支援でも、この4観点はデザインレビューの基本の物差しとして活用しています。感覚ではなく観点で見ることが、成果につながるLPへの近道です。
スワイプ型LPの参考を探すなら

スマホ特化のスワイプ型LPは見せ方が別物。参考は専用の記事で探すのが近道です!
ここまで紹介してきたのは、縦にスクロールして読み進める「縦長LP」のデザインが中心でした。一方、スマートフォンでの閲覧に特化し、画面をスワイプしてスライドのように読み進める「スワイプ型LP(スワイプLP)」は、1画面1メッセージ・ビジュアル主体という別のデザイン設計が求められます。
そのため、スワイプ型LPの参考デザインは、縦長LPとは別の視点で探すのがおすすめです。スワイプ型LPの仕組みや向き不向きといった基礎は、以下のピラー記事で解説しています。
スワイプ型LPに絞ったデザイン参考・業種別サンプル集は、下記の記事で業種×テイスト別に詳しくまとめています。
LPデザインを参考にする際の注意点|模倣・著作権のNGライン

参考にするのは「構成・見せ方の型」まで。素材やコピーの丸写しは著作権侵害です!
参考デザインは、あくまで「構成や見せ方の型」を学ぶためのものです。他社LPを参考にする際に、やってはいけないラインを整理しておきましょう。
他社LPの無断転用・素材の流用はNG
他社のLPをスクリーンショットして、画像素材やキャッチコピーをそのまま流用する行為は、著作権侵害のリスクがあります。写真・イラスト・アイコン・キャッチコピーには制作者の著作権があり、無断転用は法的リスクを伴います。参考にしてよいのは「情報の並べ方」「セクションの構成順」「CTAの見せ方」といった、アイデアや型の部分です。
誇大表現・やらせレビューは景表法・ステマ規制のリスク
見本を真似る際に、実態のない実績や効果を「盛って」表示するのは、景品表示法に抵触するおそれがあります。また、購入者を装ったサクラレビューや、広告であることを隠した口コミの掲載は、2023年10月から規制対象となったステルスマーケティング(ステマ規制)に抵触します。デザインの見た目だけでなく、掲載する情報の正確さ・透明性も、参考にする段階から意識しておきましょう。
参考は「型」を抽出して自社素材で再構成する
正しい参考の使い方は、優れたデザインから「なぜこの順番なのか」「なぜここで証拠を見せるのか」という設計意図を抽出し、自社の写真・コピー・ブランドカラーで再構成することです。同じ構成でも、素材とトーンを自社のものに置き換えれば、オリジナルのLPになります。デザインテイストや配色の方向性は真似しても、素材そのものはコピーしないのが原則です。制作費用の相場や依頼先の選び方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
よくある質問(FAQ)

LPデザインの参考探しでよく寄せられる質問に、ポイントを絞ってお答えします!
LPデザインの参考を探す際に、よく寄せられる質問にお答えします。
- QLPデザインの参考はどこで探すのがいいですか?
- A

マケ子 まずはSANKOU!・LPアーカイブ・Web Design Clip [L]などのギャラリーサイトが便利です。
「配色から探す」「業種から探す」「構成まで見る」といった目的に合わせてサイトを使い分けると、効率よく参考が見つかります。いずれも基本的な閲覧は無料で利用できます。
- Q気に入ったLPデザインを自社に使うにはどうすればいい?
- A

マケ子 デザインの「構成や見せ方の型」を抽出し、自社の写真・コピー・ブランドカラーで再構成するのが正しい使い方です。
画像素材やキャッチコピーの丸写しは著作権侵害になるため避けましょう。型だけを学び、素材は自社のものに置き換えるのが原則です。
- Qおしゃれなだけでなく成果も出るデザインの見分け方は?
- A

マケ子 ファーストビューの訴求力・信頼性の担保・CTA設計・UI/UXの4観点で読み解くと、成果につながりやすいデザインかどうかが見えてきます。
デザインが実際のCVRにどう結びついたかという成果データの詳しい読み解きは、業種別の事例記事で解説しています。
まとめ|自社に近い参考から「型」を取り入れよう

軸を決めて探し、業種の見どころと4観点で読み解けば、参考が自社の力になります!
本記事では、LPデザインの参考を効率よく探すためのギャラリーサイトの使い分けから、業種別の見どころ、成果につながるデザインを読み解く4観点までを解説しました。参考を活かすコツは、闇雲に数を見るのではなく、軸を決めて探し、良し悪しを読み解いてから型を取り入れることです。
- ギャラリーは目的で使い分ける:色・配色から探すか、業種から探すか、構成まで見たいかで、開くサイトを変えると効率が上がる。
- 業種別の見どころを押さえる:美容・BtoB・EC・採用など、業種ごとに「載せるべき情報と順番」は異なる。自社に近い業種の型から観察する。
- 4観点で読み解く:ファーストビュー・信頼性・CTA・UI/UXの4観点で「なぜ良いか」を分解し、素材は真似せず型だけを自社素材で再構成する。
自社に近い業種やテイストの参考から、優れたデザインの「型」を取り入れれば、成果につながるLPに近づけます。デザインの方向性が固まったら、LP制作の進め方や成果を出すポイントをまとめた資料もあわせてご覧ください。

