- STUDIOでスワイプ型LPが「作れるのか」の結論と、2つの実装方法の考え方
- STUDIOではできないこと(スワイプ計測・A/Bテスト・スライド単位の離脱分析)
- STUDIOが向くケースと、本格運用に適した代替手段の選び方
STUDIOでスワイプ型LPは作れる?結論と前提

結論、STUDIOに専用機能はないけど「擬似的に」なら作れます。ただし本格運用には限界アリなんです!
先に結論をお伝えします。ノーコードWeb制作ツール「STUDIO」には、スワイプ型LPを1クリックで作る専用機能はありません。それでも工夫次第で「スワイプのように見せる」ことは可能で、実務で使われている方法は大きく2つに分かれます。
- 方法①:横スクロールスナップで擬似的に実装する — セクションを横並びに配置し、スクロールが1画面ごとに吸着(スナップ)する挙動を再現する方法
- 方法②:Canvaで画像を作成してSTUDIOに配置する — スライド1枚1枚をCanvaで画像化し、それをSTUDIO上に並べる方法
スワイプ型LPとは、スマートフォンでの操作を前提に、1画面ごとに情報を切り替えて見せる横スワイプ形式のランディングページ(LP)です。定義や基本的なメリットを詳しく知りたい方は、下記のまとめ記事をご覧ください。
ただし、いずれの方法も「作れなくはない」という水準にとどまります。スワイプごとの離脱計測やA/Bテストといった、LPの成果を伸ばすための運用機能はSTUDIO単体では担えません。この記事では、STUDIOの画面操作の逐一解説ではなく、「何ができて、何ができないのか」「どう考えて実装するのか」「どこに限界があるのか」を軸に整理します。細かい操作手順は、随時STUDIO公式ヘルプに委ねます。

方法①:横スクロールスナップで擬似的に実装する

セクションを横に並べて「1画面ずつ吸着」させる考え方。作れるけど、細かい制御は手間なんです!
1つ目は、横スクロールスナップを使った擬似実装です。考え方はシンプルで、通常は縦に積み上げるセクションを横一列に並べ、スクロール時に1画面(1スライド)ごとにピタッと吸着させることで、スワイプしているような操作感を再現します。
この方法の考え方
- スライド1枚を「1画面ぶんの幅・高さを持つボックス」として設計し、それを横方向に並べる
- 並べたボックス群を1つのまとまり(コンテナ)として扱い、横方向のスクロール挙動を割り当てる
- 各スライドの幅を画面幅にそろえることで、スクロールが1枚ずつ切り替わって見えるようにする
STUDIOはボックスの配置やレスポンシブ設定を視覚的に組めるツールなので、この「横並びのレイアウトを組む」という作業自体はノーコードで進められます。具体的なボックスの入れ子構成やスクロール挙動の設定手順は、STUDIO公式ヘルプの各種ボックス・レスポンシブ設定の項目を参照してください。
できること・制限
- できること:見た目としての「横スワイプ風の切り替え」は再現できる。デザインの自由度が高く、フォントや余白まで作り込める
- 制限(手間):スライドの幅・高さの管理、スマートフォンとPCでの表示調整、スクロールの吸着位置の微調整などを1つずつ手作業で行う必要がある。スライド枚数が増えるほど設計・保守の負担が大きくなる
- 制限(機能):ページ送りのドット表示(インジケーター)、自動再生、スワイプ操作のトラッキングといった、スワイプ型LP特有の要素は標準では用意されていない
なお、スワイプ型LPの作り方そのものを体系的に知りたい場合は、ツールを問わず共通する設計の考え方を下記でまとめています。STUDIO特有の実装に入る前に、全体像を押さえておくと迷いが減ります。
方法②:Canvaで画像を作成してSTUDIOに配置する

スライドをCanvaで画像化してSTUDIOに並べる方法。手早いけど「画像なので中身は編集しにくい」んです!
2つ目は、デザインツール「Canva」でスライドを1枚ずつ画像として作り、それをSTUDIOに配置する方法です。1画面ぶんのデザインをCanvaで完結させ、書き出した画像をSTUDIOのページに縦または横に並べていきます。
この方法の考え方
- Canvaでスライドのデザイン(見出し・イラスト・ボタン風の要素など)を1枚の画像として作る
- 各スライドを同じサイズ・比率で書き出し、STUDIOに画像として配置する
- 横スクロールで見せる場合は、方法①と同様に画像を横並びにしてスクロール挙動を割り当てる
画像として貼るため、レイアウト崩れが起きにくく、デザインの再現性が高いのが利点です。一方で、文言を後から直したいときに画像を作り直す必要がある、テキストが画像化されるため検索エンジンに内容が伝わりにくい、といった注意点もあります。
Canva方式は本記事では概要にとどめます。Canvaでのスライド作成手順やSTUDIOに配置する際のサイズ調整のコツなど、具体的なやり方は下記の専用記事で詳しく解説しています。
Canvaを使った画像作成の詳しい手順は、下記の解説記事をご覧ください。
STUDIOでスワイプ型LPを作るときの「できないこと」・制限

表示はできても、スワイプ計測・A/Bテスト・離脱スライド特定はSTUDIO単体だと難しいんです!
ここが本記事で最もお伝えしたい部分です。STUDIOで「スワイプ風の見た目」を作ることはできても、スワイプ型LPを成果につなげるための運用機能はSTUDIO単体では担えません。見た目を作れることと、LPとして成果を出せることは別だからです。

STUDIO単体では対応が難しい代表的な項目は次の3つです。
- スワイプ単位の計測ができない:どのスライドまで見られたか、何枚目で離脱したかといった「スワイプごとの到達率」を標準では取得できません。一般的なアクセス解析でページ全体の閲覧数は追えても、スライド単位の細かい行動は見えにくいのが実情です
- A/Bテストができない:ファーストビュー(最初のスライド)の訴求違いや、スライドの順番違いを出し分けて成果を比較する、といったA/Bテストの仕組みは用意されていません。改善の勝ちパターンを検証しづらくなります
- スライド単位の離脱分析ができない:「3枚目で大きく離脱している」といった、どのスライドがボトルネックかを特定する分析は、スワイプ型LPの改善に欠かせません。この粒度の分析はSTUDIO単体では困難です
これらは「STUDIOが劣っている」という話ではなく、STUDIOがそもそもスワイプ型LPの計測・改善に特化したツールではない、という役割の違いによるものです。表示を作るところまではSTUDIOで完結できても、その先の「見て、測って、改善する」サイクルまでを1つのツールで回したい場合は、別の手段を検討する必要があります。
なお、STUDIOのプラン内容・料金・アクセス解析まわりの機能詳細は更新される可能性があるため、導入前に必ずSTUDIO公式ヘルプおよび公式の料金ページで最新情報を確認してください。
LPは公開して終わりではなく、「どこで離脱しているか」を見つけて改善していくことで成果が伸びます。スワイプ型LPは1画面ごとに情報が切り替わるぶん、どのスライドで離脱したかが分かるかどうかが改善スピードを大きく左右します。表示だけを作って計測できないままだと、「なんとなく作った」状態から抜け出しにくくなります。
STUDIOが向くケース/専用ツールが向くケース

デザイン重視・少数ページならSTUDIO、計測して改善したいなら専用ツールが向いているんです!
STUDIOと専用ツールは、どちらが優れているというより「目的によって向き・不向きがある」と捉えるのが実務的です。判断の目安を整理します。
STUDIOが向くケース
- デザインの自由度を最優先したい:フォント・余白・アニメーションまで細かく作り込みたい場合、STUDIOのデザイン表現力は強みになります
- ページ数が少なく、更新頻度も低い:スライド枚数が少ない単発のLPであれば、手作業での設計・保守の負担も許容範囲に収まりやすくなります
- 既存のSTUDIOサイト内に統合したい:すでにSTUDIOで自社サイトを運用しており、その中にスワイプ風のページを1つ加えたい、といった場合は相性が良い選択です
専用ツールが向くケース
- スワイプごとの到達率や離脱スライドを計測したい:改善のために「どこで離脱しているか」を数字で把握したい場合
- A/Bテストで訴求を検証したい:ファーストビューや訴求パターンを出し分けて、成果の良い方を選びたい場合
- ノーコードで量産・運用したい:複数のスワイプ型LPを継続的に作り、改善サイクルを回していきたい場合
GMOトライハッチ株式会社では、これまで数多くのLP制作・改善のご支援を通じて、「表示は作れても、計測と改善で行き詰まる」というご相談を数多くいただいてきました。そこで、スワイプ型LPの制作から計測・A/Bテスト・改善までをノーコードで完結できる専用ツールとして「SwipeKit byGMO」を提供しています。STUDIOで作った擬似スワイプでは難しかった「どのスライドで離脱したか」を可視化し、勝ちパターンを検証しながら成果を伸ばす運用が可能です。
「まず表示を試すだけならSTUDIOでも十分。ただし計測・改善まで見据えるなら専用ツールが現実的」——これが、私たちがLP制作の現場で日々おすすめしている考え方です。実装で詰まったときや、計測まで含めて検討したいときは、以下からツールの詳細をご確認ください。
まとめ|STUDIOでのスワイプ型LPは「作れるが本格運用は専用ツール」

STUDIOは「作れる」。でも計測・改善まで回すなら専用ツールが近道なんです!
STUDIOでスワイプ型LPを作れるかという問いへの答えは、「専用機能はないが、2つの方法で擬似的に作れる。ただし本格運用には限界がある」です。
- STUDIOにスワイプ型LPの専用機能はない。①横スクロールスナップの擬似実装、②Canvaで画像を作成して配置、の2方式で「作れなくはない」
- ただしスワイプ単位の計測・A/Bテスト・スライド別の離脱分析はSTUDIO単体では難しく、成果を伸ばす運用には向かない
- デザイン重視・少数ページならSTUDIO、計測して改善したいなら専用ツールが現実的。目的に合わせて選ぶのが失敗しないコツ
- QSTUDIOの無料プランでもスワイプ型LPは作れますか?
- A

マケ子 表示を作るだけなら、方法①②の考え方自体はプランに関わらず同じです。
ただし独自ドメインでの公開可否やページ数などはプランによって異なり、内容は変更される場合があります。導入前に必ずSTUDIO公式の料金ページで最新情報をご確認ください。
- QSTUDIOだけでスワイプの離脱率を計測できますか?
- A

マケ子 スライド単位の離脱率をSTUDIO単体で計測するのは難しいのが実情です。
ページ全体の閲覧数は一般的な解析で追えても、「何枚目で離脱したか」まで見たい場合は、計測機能を備えた専用ツールとの併用を検討しましょう。
- QSTUDIOとCanvaはどちらで作るのが良いですか?
- A

マケ子 デザインを細かく作り込みたいならSTUDIO、手早くスライドを画像化したいならCanva併用が向いています。
それぞれの詳しい手順は、作り方記事とCanva専用記事をご覧ください。
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Canvaを使った画像作成の詳しい手順は、下記の解説記事をご覧ください。
まずは1画面だけでも作ってみて、スワイプ型LPの手応えを確かめるのは良いスタートです。そのうえで「計測して改善したい」段階に進むなら、専用ツールへの切り替えを検討してみてください。スワイプ型LPの設計・運用を体系的にまとめた資料もご用意しています。

