従来の長いLPでは離脱率が高く、コンバージョン率向上が課題となっています。
そこで注目されているのが「診断型スワイプLP」。直感的なスワイプ操作とユーザー参加型の診断コンテンツを組み合わせることで、離脱率低減とCVR向上を実現。本記事では基本から実践的な作り方まで詳しく解説します。
そもそも診断型スワイプLPとは?従来のLPとの根本的な違い

診断型スワイプLPとは、その名の通り「診断コンテンツ」と「スワイプ操作」を組み合わせた、スマートフォンに最適化された新しい形式のランディングページ(LP)です。
ユーザーは簡単な質問に答えていくだけで、自分にぴったりの商品や情報にたどり着くことができます。一方的に情報を伝える従来のLPとは異なり、ユーザーが主役となって楽しみながら読み進められるのが最大の特徴です。
「診断」×「スワイプ」でユーザーを惹きつける仕組み
診断型スワイプLPの強みは、「診断」と「スワイプ」という2つの要素の相乗効果にあります。それぞれの役割を理解することで、なぜこの形式がユーザーの心を掴むのかが見えてきます。
この2つが組み合わさることで、ユーザーは「自分に合った情報を、楽しみながら見つけられる」という新しい体験を得られるのです。
| 比較項目 | 従来の縦長LP | 診断型スワイプLP |
|---|---|---|
| ユーザー体験 | 受動的(読む・スクロールする) | 能動的(回答する・スワイプする) |
| 情報提供 | 画一的(すべての人に同じ情報) | パーソナライズ(個人に最適化) |
| コンテンツ形式 | 情報を羅列 | ストーリー仕立て |
| 主な操作 | スクロール | スワイプ・タップ |
| ユーザー心理 | 売り込まれている感覚 | 自分で選んでいる感覚 |
なぜ今、縦スクロールLPは読まれないのか?
一方で、なぜ従来の縦スクロール型LPは「読まれない」と言われるようになったのでしょうか。
主な理由は、以下のようなスマートフォンユーザー特有の行動にあります。
- 高速スクロールによる読み飛ばし
- 情報過多による疲労感
- 一方的な売り込みへの嫌悪
従来の縦長ランディングページでは、下までじっくり読んでもらうことは難しくなっています。ユーザーは、自分に必要のない内容と直感した時点で、離脱行動を起こし、後半に重要な情報があっても目に留まらずに離脱するケースが目立ちます。
また、「情報が多すぎて読むのが面倒そう」と、閲覧自体を諦めてしまうことも多く、ページ全体で一方的にサービスや商品の魅力をアピールし続ける「一方向的な売り込み」は、警戒心や拒否反応を誘発しがちです。
こうした背景を受けて、診断型スワイプLPが注目を集めています。
この手法は、情報を小分けにしてスライド形式で提示し、ユーザー自身が選択や回答をしながら、興味に合わせて段階的に必要なコンテンツを受け取れる仕組みです。
一人ひとりに合わせて適切なタイミングで最重要ポイントを届けられるため、最後まで離脱せずストーリーを追いやすくなります。結果として、ユーザー体験が向上するだけでなく、企業が伝えたい本質的な魅力も効果的に届けられるのです。
関連記事:【2025年最新】スワイプ型LPとは?仕組みからツール比較まで完全解説
診断型スワイプLPが成果を出す3つのメリット

診断型スワイプLPを導入することで、具体的にどのようなメリットが得られるのでしょうか。ここでは、実際のデータを交えながら、特に注目すべき以下の3つのメリットを解説します。
- 診断によるパーソナライズで訴求力が劇的UP
- ゲーム感覚の操作性でエンゲージメント向上
- 質の高いリード情報(顧客データ)の獲
メリット①|診断によるパーソナライズで訴求力が劇的UP
最大のメリットは、コンバージョン率(CVR)の劇的な向上です。ユーザーは診断に答えることで、数ある選択肢の中から「これが私のための商品・サービスだ」という特別な提案を受け取ることができます。
このパーソナライズされた体験が、ユーザーの購買意欲や申し込み意欲を強く刺激します。実際に、ある美容ECサイトでは、従来のLPから診断型スワイプLPに変更した結果、CVRが平均で3.5倍に向上したという事例も報告されています。
メリット②|ゲーム感覚の操作性でエンゲージメント向上
診断型スワイプLPは、ユーザーを飽きさせません。次々と現れる質問に答え、スワイプで先へ進むというゲームのような体験は、ユーザーをコンテンツに夢中にさせます。
結果として、ユーザーのサイト滞在時間が伸び、エンゲージメントが高まります。あるオンライン教育プラットフォームでは、導入後に平均セッション時間が40%も増加したというデータがあります。
また、診断を体験したユーザーの75%が、そのブランドに好意的な印象を持ったという調査結果もあり、ブランドイメージの向上にも繋がります。
メリット③|質の高いリード情報(顧客データ)の獲得・活用
診断プロセスで得られるユーザーの回答は、非常に価値の高い「生の声」です。これにより、アンケートフォームなどでは得られにくい、顧客の具体的な悩みや興味関心を直接的に収集できます。
このデータを活用することで、その後のマーケティング活動をより効果的に展開できます。例えば、診断結果に応じてメールマガジンの内容を変えたり、リターゲティング広告のセグメントを細分化したりすることが可能です。
| 収集できるデータ例 | 活用方法の例 |
|---|---|
| 年齢、性別などの属性情報 | ターゲット層の解像度向上 |
| 抱えている悩みや課題 | 新商品開発やサービス改善のヒント |
| 興味・関心の方向性 | パーソナライズされたコンテンツ配信 |
| 予算感や検討時期 | 営業アプローチの優先順位付け |
【業界別】診断型スワイプLPの成功事例3選

診断型スワイプLPは、BtoCからBtoBまで、幅広い業界で成果を上げています。ここでは、具体的な成功事例を3つご紹介します。
【美容EC】肌診断で自分に合う商品が見つかりCVR4倍
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 業界 | 美容・化粧品 |
| ターゲット | 20代〜30代の女性 |
| 課題 | 多数の商品から自分に合うものが分からず、購入に至らないユーザーが多い |
| 診断内容 | 肌の悩みやライフスタイルに関する簡単な質問 |
| 診断結果 | 個々の肌質に合わせたスキンケア商品と使い方を提案 |
| 成果 | CVRが従来のLP比で4倍に向上 (2% → 8%) |
| 成功要因 | ユーザーの「自分に合うものを選びたい」という潜在ニーズに応え、納得感のある購買体験を提供したこと |
この事例では、診断を通じてユーザーの不安を解消し、確信を持って購入ボタンを押せる環境を整えたことが成功の鍵となりました。
【教育サービス】レベル診断で最適なプランを提案し問い合わせ2.5倍
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 業界 | 教育(オンライン英会話) |
| ターゲット | 30代〜40代のビジネスパーソン |
| 課題 | 複数の学習プランがあり、ユーザーが自分に最適なものを選べずに離脱していた |
| 診断内容 | 英語学習の目的や現在のレベルに関する質問 |
| 診断結果 | パーソナライズされた学習プランと、そのプランがおすすめな理由を提示 |
| 成果 | 問い合わせ数が2.5倍、資料請求数が3倍に増加 |
| 成功要因 | ユーザーの「失敗したくない」「最適なものを選びたい」という心理を汲み取り、診断によって迷いを払拭したこと |
教育サービスのように、選択肢が多く検討期間が長くなりがちな商材とも非常に相性が良いことがわかります。
【BtoB(弊社実績)】課題診断でリード獲得25%増&広告費20%削減
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 業界 | BtoB(ITサービス) |
| ターゲット | 中小企業の経営者・マーケティング担当者 |
| 課題 | 広告費用対効果の改善と、より質の高いリード(見込み顧客)の獲得 |
| 診断内容 | 現在のマーケティング課題や導入済みのツールに関する質問 |
| 診断結果 | 課題に合わせた弊社サービスの活用法や改善策を具体的に提案 |
| 成果 | リード獲得数が25%増加し、広告費用を20%削減 |
| 成功要因 | 弊社の強みであるAI技術を活用し、広告の最適化と診断コンテンツを連携。顕在的なニーズだけでなく、潜在的な課題も掘り起こし、質の高い商談に繋げたこと |
このように、BtoB領域においても、顧客の課題を明確化し、解決策を提示するアプローチで大きな成果を期待できます。
初めてでも分かる!診断型スワイプLPの作り方【4ステップ完全ガイド】
「診断型スワイプLPが効果的なのは分かったけれど、どうやって作ればいいの?」そう感じた方もご安心ください。
ここからは、企画から制作、そして改善までの具体的な流れを以下の4つのステップに分けて解説します。
- 戦略・企画(目的・ターゲット・KPIの明確化)
- 診断シナリオ・コンテンツ設計
- 制作・実装(ツール・制作会社・自作の比較)
- 分析・改善(効果測定とPDCAサイクル)
それでは、一つずつ見ていきましょう。
Step1|戦略・企画(目的・ターゲット・KPIの明確化)
制作に取り掛かる前に、最も重要なのが戦略・企画のフェーズです。ここで方向性を固めることが、プロジェクトの成否を分けます。
最初に、以下の点をチームで明確にしましょう。
- 目的(KGI): このLPで最終的に何を達成したいのか?(例:売上〇〇円、月間契約数〇〇件)
- ターゲット: 誰の、どのような課題を解決するのか?(ペルソナ設定)
- KPI: 目的達成のための中間指標は何か?(例:診断完了率、CVR、問い合わせ数)
- 提供価値: 診断を通じてユーザーに何を提供できるのか?(例:悩みの解決、時間の節約、最適な商品の発見)
- コンバージョンポイント: ユーザーに取ってもらいたい最終的な行動は何か?(例:購入、資料請求、無料相談の予約)
Step2|診断シナリオ・コンテンツ設計
戦略が固まったら、LPの核となる診断シナリオとコンテンツを設計します。
ユーザーが楽しみながら、自然とコンバージョンに至るような動線を意識することが重要です。
| 構成要素 | 設計のポイント |
|---|---|
| 導入 | ユーザーが「面白そう」「自分に関係がありそう」と感じるキャッチコピーやデザインを考える。 |
| 質問 | ・ユーザーが直感的に答えられる選択式の質問にする。 ・質問数は多すぎず、5〜7問程度に抑えて離脱を防ぐ。 ・専門用語は避け、分かりやすい言葉で問いかける。 |
| 診断ロジック | ・ユーザーの回答に応じて、どの結果を表示するかを設計する(決定木など)。 ・複雑なロジックが必要な場合は、AIの活用も検討する。 |
| 診断結果 | ・ユーザーの回答に寄り添い、共感を示す。 ・結果を提示するだけでなく、具体的なアドバイスや次のアクションを提案する。 ・結果から自然な流れで商品・サービスの紹介(CTA)に繋げる。 |
Step3|制作・実装(ツール・制作会社・自作の比較)
シナリオが完成したら、いよいよLPを形にする実装フェーズです。実装方法は、主に3つの選択肢があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
自社のリソースや予算に合わせて最適な方法を選びましょう。
| 実装方法 | メリット | デメリット | 費用目安 | 期間目安 |
|---|---|---|---|---|
| ノーコードツール | 低コスト、短期間で実装可能、専門知識不要 | デザインや機能の自由度が低い | 月額数千円〜数万円 | 数日〜2週間 |
| 制作会社に依頼 | 高品質、戦略設計から任せられる、豊富なノウハウ | コストが高い、時間がかかる | 50万円〜200万円以上 | 1ヶ月〜3ヶ月 |
| 自社で開発 | 完全に自由に設計・実装できる | 高い技術力が必要、工数がかかる | 人件費のみ | 数ヶ月〜 |
Step4|分析・改善(効果測定とPDCAサイクル)
LPは公開したら終わりではありません。むしろ、公開してからがスタートです。データを分析し、継続的に改善(LPO: Landing Page Optimization)することで、成果を最大化できます。
Google Analyticsなどのツールを使い、設定したKPIを計測します。特に「各質問での離脱率」や「診断結果ごとのCVR」は重要な指標です。
【費用/目的別】おすすめ制作ツールと制作会社の選び方
「自社に合った制作方法を選びたいけれど、具体的にどんな選択肢があるの?」という疑問にお答えするため、ここでは具体的なツールや制作会社の選び方について深掘りします。
コストを抑えたい場合と、品質を重視する場合とで、最適なアプローチは異なります。
手軽に始めるならノーコードツールがおすすめ

まずはスモールスタートで効果を試してみたい、という企業にはノーコードツールの活用がおすすめです。
専門的な知識がなくても、直感的な操作で診断型スワイプLPを作成できます。
| サービス | 初期費用 | 最低月額費用 | スワイプ方向 | レスポンシブ | SEO設定 | A/Bテスト | 独自ドメイン | ヒートマップ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| SwipeKit | ¥0 | ¥7,800〜 | 縦・横 | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ |
| LPcats | ¥0 | ¥29,000 | 縦・横 | ✕ | ✕ | ✓ | △(追加課金) | ✓ |
| Squad beyond | ¥100,000 | ¥107,800 | 横のみ | ✕ | △ | ✓ | ✓ | ✓ |
| tokify | ¥0 | ¥0(機能制限) | 縦・横 | ✕ | ✕ | ✕ | ✓ | ✕ |
| Click | ¥0 | ¥9,800 | 縦のみ | ✕ | ✓ | ✓ | ✓ | ✕ |
これらのツールは、特にデザインのテンプレートや基本的な診断機能が用意されているため、制作工数を大幅に削減できる点が魅力です。ただし、複雑な診断ロジックや独自のデザインを求める場合には、機能的な制約があることも理解しておく必要があります。
成果を最大化するなら制作会社への依頼がおすすめ
確実に成果を出したい、戦略設計からプロに任せたいという場合は、専門の制作会社への依頼が最適です。トライハッチでは、診断型スワイプLPの制作において、他社にはない強みを持っています。
■一気通貫のサポート体制
戦略立案からコンテンツ制作、デザイン、実装、そして公開後の分析・改善まで、すべてのプロセスをワンストップでご支援します。
■スワイプ型ページ特有のデータを活用した課題解決
スワイプページ毎に取得できるデータ分析を駆使し、診断シナリオによるCV率の改善や広告運用と連携させ、費用対効果を最大化します。
「自社に合う診断内容がわからない」「導入で失敗したくない」といったお悩みをお持ちでしたら、ぜひ一度、お気軽に弊社にご相談ください。貴社のビジネスに最適なプランをご提案します。
まとめ|診断型スワイプLPでユーザーの心を掴み、成果を最大化しよう
最新のマーケティング手法として注目を集めている「診断型スワイプLP」について、この記事ではさまざまな角度から解説しました。
ここで、押さえておくべきキーポイントを整理します。
診断型スワイプLPは、診断コンテンツとスワイプ操作を組み合わせることで、ユーザーごとに異なる体験や情報を提供するスマートフォン時代に最適化されたランディングページです。従来の静的な1ページ完結型LPと異なり、対話的な仕組みを取り入れることで、ユーザー参加型のアプローチが可能となります。
こうしたLPの導入には、コンバージョン率の向上、ユーザーとのエンゲージメント強化、そしてより精度の高い顧客情報の収集といった具体的なメリットがあります。ただ流入を待つだけでなく、個々の興味・関心に寄り添ったコミュニケーションができる点が特長です。
企画から運用までの基本的な流れとしては、まず市場やターゲット分析に基づく戦略立案、その後具体的な診断シナリオや設問の設計、実装・デザイン制作、そしてローンチ後のデータ分析と継続的な改善というサイクルで進めていきます。
実際の制作手段としては、自分でノーコードツールを使いコストを抑えつつスピーディーに試す方法もあれば、こだわった成果を追求する場合は専門の制作会社に依頼する選択肢も有効です。それぞれのビジネス状況や目的に応じて最適な方法を選ぶと良いでしょう。
もし既存のLP施策に行き詰まりを感じているのであれば、診断型スワイプLPへのチャレンジは新たな突破口となるかもしれません。ユーザーとの双方向のやり取りが生み出す信頼関係は、ブランド価値の向上やLTV(顧客生涯価値)の最大化にも貢献します。
今こそ貴社の課題や目標を再確認し、診断型スワイプLPの導入による新しい成果創出にトライする絶好のタイミングです。本記事を参考に、変革への第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
